定義
ある素数に対して、が互いに異なるようなのことをに対する原始根という。例えば、に対しては
となるので3は原始根であるが、
となるので2は原子根ではない。
関連する定理
素数に対して原子根は必ず存在する
証明は?
最後の指数の値
フェルマーの小定理より、なので、原子根の最後の指数のmod値は必ず1である。
類乗ではなく定数倍のmodの種類に関する定理
とが互いに素の時、は互いに異なる。
証明
もしとなるが存在しとのmod の値が互いに同じであるとする。このとき
なのではの倍数である。とは互いに素なのでがの倍数でないといけないが、なので矛盾する。よって題意は示された。